募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

【環境省】建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業

基本情報

補助金額
10000000.0億円
0円10000000.0億円
募集期間
2024-11-29 〜 2024-12-16
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本事業は、既存の建築物や新築建築物をZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化するとともに、建築物からのCO2排出を大幅に削減するための先進的な省エネ・創エネ設備の導入を補助する環境省の事業です。ZEBとは、高断熱・高効率設備による省エネと太陽光発電等の創エネを組み合わせ、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にした建築物を指します。オフィスビル・商業施設・病院・学校・ホテルなど業務用建築物を中心に、民間企業・法人等が実施する設備導入や改修工事を対象に、ZEB化・省CO2化の普及加速を図ります。建築物部門は日本全体のCO2排出量の約30%を占める主要排出源であり、その脱炭素化は2050年カーボンニュートラル達成の鍵を握っています。本事業を通じて、ZEB設計・施工の知見蓄積と市場形成を加速することが期待されています。

この補助金の特徴

1

ZEB化に向けた設備導入を一括補助

高効率空調・照明・換気・給湯設備の省エネ改修から、太陽光パネル・BEMS(ビルエネルギー管理システム)の新規導入まで、ZEB化に必要な複数の設備を一括して補助対象とします。個別機器ごとに複数の補助制度を組み合わせる手間を省き、包括的な申請が可能です。

2

既存建築物の改修にも対応

新築のZEB建築だけでなく、既存建築物のZEB改修(ZEB Oriented・ZEB Ready・ZEBへの段階的移行)も対象となります。築年数が経過したビルでも、断熱改修・設備更新と組み合わせることで省エネ性能を大幅に引き上げることができます。

3

ZEB設計・施工の技術力向上

採択事業者はZEB設計のノウハウを蓄積し、設計図書・エネルギーシミュレーション結果を報告します。業界全体のZEB化技術の標準化・普及に貢献するモデル事業としての役割を担います。

4

省CO2効果の定量的検証

事業完了後に一次エネルギー消費量削減率・CO2削減量を実測・報告することが求められます。補助事業の効果を客観的に示すことで、他の建築物所有者への普及促進につながります。

ポイント

ZEB化に必要な省エネ・創エネ設備を包括的に補助できる点が最大の強みです。既存ビルの改修も対象となるため、大規模修繕のタイミングに合わせてZEB化を検討している建築物所有者にとって特に有力な支援策です。

対象者・申請資格

対象事業者

  • 民間企業(ビル所有者・テナント企業等)
  • 一般社団法人・公益財団法人・NPO法人等
  • 学校法人・医療法人・社会福祉法人等
  • 複数事業者によるコンソーシアム申請も可

対象建築物

  • 業務用建築物(オフィス・商業施設・病院・学校・ホテル等)
  • 新築または既存建築物の改修
  • 一定のZEB基準(ZEB/ZEB Ready/ZEB Orientedいずれか)を達成見込みであること

対象設備・工事

  • 高効率空調・換気・照明・給湯設備の導入・改修
  • 太陽光発電・蓄電池の導入
  • BEMS・エネルギー計測設備の導入
  • 外皮(断熱・窓)改修工事

ポイント

ZEB化の達成見込みを示すエネルギーシミュレーション(BEI算出)の提出が必要です。ZEBプランナー登録のある設計事務所や建設会社と連携し、早期にエネルギー計算を実施することが申請準備の早道です。

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申請ガイド

1

ZEBプランナーへの相談

ZEB設計の経験を持つZEBプランナー(登録制度あり)に早期に相談し、現状の建築物の省エネ性能評価とZEB化に向けた設備構成の検討を開始します。

2

エネルギーシミュレーションの実施

建築物のエネルギー消費量(BEI)をシミュレーションし、ZEB達成に必要な省エネ率を算定します。この数値が申請書の核心となります。

3

事業計画書の作成

設備仕様・工事費積算・CO2削減量見込み・ZEB達成根拠を記載した事業計画書を作成します。

4

電子申請の提出

jGrants等の申請システムから事業計画書・設計図書・エネルギーシミュレーション結果等を一括提出します(期限:2024年12月16日)。

5

交付決定後に着工

交付決定通知を受領後、設備発注・工事着工に進みます。交付決定前の着工は補助対象外となります。

ポイント

ZEBシミュレーションには専門ソフト(Energy Plus、BEST等)の操作経験が必要なため、ZEBプランナーへの依頼を早期に進めることが重要です。シミュレーション結果の取得には通常2〜4週間かかるため、公募期間内の提出に向けて逆算したスケジュール管理が必要です。

審査と成功のコツ

ZEB達成目標の明確化と裏付け
ZEB/ZEB Ready/ZEB Orientedのいずれを目指すかを明示し、エネルギーシミュレーションの数値で省エネ率(BEI)を裏付けます。目標設定が高いほど(完全ZEBを目指すほど)採択評価が高まる傾向があります。
設備の費用対効果の説明
導入する各設備の省エネ効果(kWh削減量・CO2削減量)と投資額を対比し、費用対効果が高い設備構成であることを示します。過剰な設備導入は補助対象として認められない場合があるため、ZEB達成に必要な設備に絞り込んだ計画が求められます。
波及効果・横展開可能性のアピール
採択された場合のモデル事業としての展開可能性(同種建築物への横展開、設計事務所・施工会社の技術力向上等)を示すことで、補助事業の政策的意義を強調できます。
維持管理・運用計画の策定
BEMSを活用した省エネ運用計画と、完了後の実測値の記録・報告体制を明示します。投資後の適切な運用なしには設計値通りの省エネ効果が出ないことを認識し、運用改善の取組も計画に含めてください。

ポイント

審査では「ZEB達成の実現可能性」と「CO2削減の費用対効果」が最重要評価項目です。エネルギーシミュレーションの精度を高め、根拠ある数値を示すことが採択の鍵です。BEMSによる運用管理計画も加点要素となります。

対象経費

対象となる経費

高効率空調・換気設備(4件)
  • 高効率ヒートポンプ空調機・チラーの購入・設置費
  • 全熱交換型換気システムの導入費
  • 空調制御システム(デマンド制御等)の導入費
  • ダクト・配管等の付帯工事費
高効率照明・電気設備(3件)
  • LED照明器具・制御システムの購入・設置費
  • 昼光センサー・人感センサー等の照明制御機器費
  • 高効率変圧器・コンデンサ等の電気設備費
太陽光発電・蓄電設備(3件)
  • 太陽光パネル・架台・インバーターの購入・設置費
  • 蓄電池・パワーコンディショナーの購入費
  • 系統連系に係る工事費
BEMS・エネルギー管理設備(3件)
  • BEMSシステム本体・センサー・通信機器の購入費
  • エネルギー計測器・積算電力量計の設置費
  • BEMS導入に係るシステム構築・設定費
外皮・断熱改修(3件)
  • 高断熱窓・複層ガラスへの交換工事費
  • 外壁・屋根・天井断熱材の施工費
  • 日射遮蔽フィルム・外付けブラインドの設置費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 交付決定前に発注・着工した工事・設備費
  • 住宅(居住用建築物)への設備導入費
  • 設備の維持管理・定期点検費用
  • 土地・建物の取得費・賃借料
  • 事務所の一般的な内装改修工事費(省エネ効果のないもの)
  • 消費税(課税事業者の場合、仕入税額控除が可能なもの)
  • ZEB化と直接関係のない設備(セキュリティ機器等)

よくある質問

QZEB Orientedまでの段階的な達成でも申請できますか?
A

ZEBには「ZEB」「Nearly ZEB」「ZEB Ready」「ZEB Oriented」の4段階があります。本事業での対象ZEBレベルは公募要領で規定されますが、一般的には複数のZEBレベルが対象となる場合が多く、ZEB Orientedでも申請可能なケースがあります。ただし、採択審査では省エネ率が高い計画(完全ZEBに近いもの)が高評価を得る傾向があります。

Qテナントが入居中のビルでも申請できますか?
A

テナントが入居中の既存ビルのオーナーが申請することは可能です。ただし、改修工事中のテナント業務への影響(仮移転費用等)は補助対象外となります。テナントの協力を得て施工計画を立てることが必要であり、工事期間中の対応についてテナントとの合意を事前に取り付けておくことが重要です。

QZEBプランナーへの設計依頼費も補助対象になりますか?
A

ZEB設計に係る設計費・エンジニアリング費については、補助対象経費として認められる場合があります。ただし、上限や対象範囲は公募要領によって異なります。設計費が補助対象に含まれるかどうか、また認められる場合の上限割合・金額について、公募要領を確認するか事務局に照会してください。

QBEMSを導入していない建築物でも申請できますか?
A

BEMS未導入の建築物でも申請は可能ですが、ZEB化事業の一環としてBEMSを新規導入することが補助対象となります。BEMSはZEB達成後の省エネ運用管理に不可欠なシステムであり、本事業ではBEMS導入も補助対象設備に含まれるため、合わせて申請することをお勧めします。

Q完了後に実際のエネルギー消費量がシミュレーション値より悪かった場合はどうなりますか?
A

補助事業完了後の実測値がシミュレーション値(ZEB達成基準)を大幅に下回る場合、事務局から改善指導を受けることがあります。極端に乖離がある場合は補助金の返還を求められる可能性もあります。シミュレーション精度を高め、かつ設備導入後の適切な運用(BEMSを活用した省エネ管理)を徹底することが重要です。

Q補助率・上限額の目安はありますか?
A

本事業の公募情報では補助率・上限額が「情報なし」となっています。過去の環境省ZEB化支援事業では補助率1/2〜2/3、上限数千万円〜数億円の範囲で設定されているケースが多く見られますが、本事業の詳細は必ず公募要領でご確認ください。お問い合わせは環境省地球環境局地球温暖化対策課特別会計執行係(TOKUKAI@env.go.jp)へ。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は建築物の省エネ・ZEB化に特化した補助事業ですが、他の補助制度との組み合わせには注意が必要です。国土交通省の「サステナブル建築物等先導事業」や経済産業省の「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」と対象設備が重複する場合、二重補助として申請が認められない場合があります。一方で、東京都・大阪府等の地方自治体が独自に設けているZEB支援補助金は、国の補助と併用できるケースがあります。また、補助事業で導入した太陽光発電設備についてはFIT/FIP制度との関係を確認する必要があります。建築物省エネ法に基づくBELS評価(建築物省エネルギー性能表示制度)の取得と組み合わせることで、不動産価値の向上やグリーンローン・ESG融資の優遇条件獲得につながる可能性もあります。脱炭素に積極的な金融機関のサステナビリティ関連融資と本補助金を組み合わせることで、ZEB改修の総コストをさらに低減できます。

詳細説明

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは

ZEBとは、快適な室内環境を維持しながら、高断熱化・高効率化(省エネ)と創エネにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にした建築物です。省エネ率に応じて「ZEB(省エネ率100%以上)」「Nearly ZEB(省エネ率75%以上)」「ZEB Ready(省エネ率50%以上)」「ZEB Oriented(省エネ率40%以上/事務所等)」の4段階があります。

なぜ建築物の脱炭素化が重要か

建築物部門(民生業務・家庭)は日本全体のCO2排出量の約30%を占める主要な排出源です。2030年度目標達成に向けては、建築物の省エネ性能向上が不可欠であり、特に既存の業務用建築物(約180億m²)のストック対策が急務とされています。本事業はその政策的な柱の一つに位置づけられています。

補助対象となる主な設備

  • 高効率空調設備:ヒートポンプ式空調、インバーター制御、熱回収システム等
  • 高効率照明:LED化、センサー制御、昼光利用システム等
  • 太陽光発電・蓄電池:屋根・壁面等への設置
  • BEMS(ビルエネルギー管理システム):エネルギーの見える化と自動制御
  • 外皮改修:高断熱窓・壁断熱・日射遮蔽等

申請に向けた事前準備

ZEB化に向けた申請では、エネルギーシミュレーション(BEI算出)が必須となります。現状の建築物のエネルギー消費量を把握し、導入予定設備による削減効果を定量的に示す必要があります。ZEBプランナー(一般社団法人環境共創イニシアチブが登録管理)に依頼することで、適切なシミュレーションと設備提案を受けることができます。

補助事業完了後の義務

事業完了後は、BEMSによる実際のエネルギー消費量データを記録・報告する義務があります。設計値(シミュレーション値)と実測値の乖離が大きい場合、是正措置を求められることがあります。設備導入後の適切な運用管理が省エネ効果の実現に直結します。

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