2026年度の石川県:能登復興と成長投資、二つの補助金軸
2024年1月の能登半島地震は石川県の中小企業にとって未曾有の打撃となった。しかし同時に、政府・自治体から異例の規模の復興支援補助金が投入され、被災事業者には施設・設備の本格復旧から新事業への挑戦まで手厚い資金が用意されている。
主な復興支援補助金は大きく三層に分かれる。施設・設備の本格復旧には「なりわい再建支援補助金」(補助率最大3/4、上限15億円)、営業再開の仮設整備には「営業再開支援補助金」(補助率最大2/3、上限300万円)、新規挑戦・事業転換には「チャレンジ支援補助金」(上限300万円)と「起業促進補助金」(上限300万円)がある。能登6市町(七尾市・輪島市・珠洲市・志賀町・穴水町・能登町)の事業者は複数の補助金を組み合わせて活用できる。
一方、金沢・加賀・白山市など能登以外の地域の中小企業にとっては、北陸新幹線延伸(2024年3月)後の観光・物流・サービス業の成長機会を捉えるタイミングでもある。ものづくり補助金・事業再構築補助金・省エネ設備導入支援など、事業拡大・生産性向上に使える補助金の活用が本格化している。