長野県で使えるリスキリング補助金とは?

佐藤
補助金エージェント編集長
編集長の佐藤です。長野県では精密機器産業のDXや観光業のデジタル化が急務と聞きますが、そこで働く従業員のリスキリングを支援する補助金はありますか?

室谷
代表取締役
室谷です。長野県の産業特性を考えると、まずぱっと思い浮かぶのはリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業費補助金(六次公募)です。これはキャリア相談からリスキリング、転職支援までを一体的に提供する民間団体等を支援する国の補助金で、補助率は1/2や8/15、定額など事業内容に応じた設定になっています。特に製造業の人材育成や観光業の外国語研修など、幅広い分野の学び直しに活用できます。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど。では、例えば長野県の精密機器メーカーでDX推進のためITスキル研修を受けさせたい場合、この補助金は直接使えるのでしょうか?

室谷
代表取締役
直接的に企業が研修費用を補助されるわけではなく、あくまでキャリアアップ支援事業を運営する団体への補助金です。ただ、その支援プログラムの一部として、企業が従業員を参加させることができます。実際に、長野県内でもそうしたプログラムを提供する事業者が現れる可能性があります。また、別の選択肢として地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金「AKATSUKI プロジェクト」もあります。これは総務省が推進する制度で、首都圏で実績のあるIT・起業家人材育成プログラムを地方に横展開するものです。長野県内でプロジェクトを運営する事業者に補助が出るため、若手従業員を育成したい企業はそのプログラムを利用できます。補助上限は3,000万円、人件費や開発支援費に対して最大2/3または10/10の補助率です。

佐藤
補助金エージェント編集長
観光業のインバウンド対応で、外国語研修を実施したい場合も同じ制度が使えますか?

室谷
代表取締役
はい、リスキリング補助金の対象は幅広いので、外国語研修も想定されます。ただ、研修を実施する事業者側がこの補助金を活用する形になります。もし自社で直接研修プログラムを開発したいなら、高等教育機関における共同講座創造支援事業費補助金という制度もありました(ただし令和3年度のもので、現在は公募終了)。現在有効な類似制度として、令和8年度技術・人材協力を通じた新興国との共創推進事業がありますが、これは新興国人材の育成が目的で、長野県の観光業向けとは少しズレますね。

佐藤
補助金エージェント編集長
個人事業主でもリスキリング補助を使える方法はありますか?

室谷
代表取締役
個人事業主が直接申請できる補助金というのは、今回のリストにはありません。ただ、個人事業主が民間のキャリア支援プログラムに参加する形で間接的に恩恵を受けることは可能です。例えばリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業費補助金の事業者が提供するサービスを利用すれば、キャリア相談や研修を受ける際の費用が補助されている可能性があります。また、長野県内の商工会議所や中小企業振興公社が実施するセミナーなども、補助金の対象になる場合があるので、窓口で確認してみてください。
長野県の産業にマッチした補助金の選び方

佐藤
補助金エージェント編集長
長野県の製造業や観光業に特化した補助金はないのでしょうか?

室谷
代表取締役
直接的に「精密機器DX」や「観光デジタル化」と銘打った補助金はリストにはありませんが、社内安全教育の実施に対する支援は自動車運送事業者向けで、安全意識向上のための研修費用を補助します。観光バス事業者などには有効です。また、先進安全自動車の整備環境の確保事業は自動車整備事業者向けで、スキャンツール導入と研修費用を補助します。補助率1/3、上限16万円と小規模ですが、整備士のスキルアップに使えます。

佐藤
補助金エージェント編集長
意外と専門的な補助金もあるんですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。ただし、汎用的なリスキリング補助金の方が、幅広い業種で使いやすいでしょう。長野県では、皮革産業振興対策事業費補助金(団体・グループ)も令和8年度版があります。皮革産業の産地がある地域では、人材育成事業として活用できますので、該当する場合は検討してみてください。
申請前に知っておくべきポイント

佐藤
補助金エージェント編集長
どの補助金も締切が近いものがありますが、申請の際に注意す点は?

室谷
代表取締役
まず、補助金の多くは先着順や審査があります。令和8年度石油製品販売業環境保全対策事業費補助金は定額補助で上限1億9,000万円と大型ですが、対象はガソリンスタンド事業者の人材育成研修です。長野県内のエネルギー供給拠点を強化する目的で、スタッフの災害対応訓練などに使えます。締切は2026年3月19日とまだ先ですが、計画は早めに立てましょう。

佐藤
補助金エージェント編集長
確かに、災害対応訓練も立派なリスキリングですね。

室谷
代表取締役
そうです。また、令和8年度アジア地域の食料安全保障の確立に向けた農業経営研修事業は、アジアの青年を日本に受け入れて農業研修を行うものです。長野県の農業法人が参加すれば、国際的な人材育成の経験を積めます。
相談窓口を活用しよう

佐藤
補助金エージェント編集長
結局、どの補助金が自社に合うか迷ってしまいます。相談できる窓口はありますか?

室谷
代表取締役

佐藤
補助金エージェント編集長
ありがとうございます。まずは窓口に相談してみます。

室谷
代表取締役
ぜひ。補助金を上手に活用して、長野県の産業を支える人材育成を進めてください。
