
佐藤
編集長
大阪府で生活支援として利用できる制度には、どんなものがありますか?

室谷
代表取締役
大きく分けて、給付金と補助金の2つがあります。給付金は物価高騰対策を中心に、府や各市町村が独自に行っている現金給付です。補助金は、空き家を改修して省CO2化を進める事業者向けの支援策ですね。どちらも今の厳しい状況を踏まえた重要な施策ですので、順番に詳しく見ていきましょう。
大阪府内の主な生活支援給付金

佐藤
編集長
まず給付金から教えてください。最近、ニュースでもいろいろな名前を聞きますが、具体的に何があるのでしょう?

室谷
代表取締役
はい、実に多彩です。まず、大阪府全体の取り組みとして「物価高対応子育て応援手当」があります。これは子育て世帯を対象に、上限2万円が支給されるものです。

佐藤
編集長
市町村ごとにも給付金があるんですよね。

室谷
代表取締役
ええ、特に東大阪市の「東大阪市物価高騰対策給付金」はユニークで、全市民に1人あたり7,000円が支給されます。もともと5,000円の予定でしたが増額されました。さらに非課税世帯等には1人2,000円の上乗せもありますから、該当する方は9,000円になりますね。これだけ広く一律に給付する自治体は珍しく、注目を集めています。

佐藤
編集長
大阪市や堺市、吹田市もそれぞれ対策を打っていますか?

室谷
代表取締役
はい。大阪市では「大阪市物価高騰対策給付金」として、住民税非課税世帯に1世帯あたり3万円、さらに子育て世帯なら子ども1人あたり2万円が加算されます。また「大阪市定額減税補足給付金(不足額給付)」もあり、こちらは上限4万円です。
堺市では「令和7年堺市低所得者世帯等臨時特別給付金」が、住民税均等割非課税世帯に1世帯3万円、児童1人あたり2万円のこども加算があります。
吹田市は2つの給付金を用意しています。1つは「吹田市住民税非課税世帯支援給付金」で上限7万円。もう1つは「吹田市低所得者支援給付金」で、新たに住民税均等割非課税または均等割のみ課税となった世帯に1世帯10万円、18歳以下の扶養児童1人あたり5万円が加算されます。
堺市では「令和7年堺市低所得者世帯等臨時特別給付金」が、住民税均等割非課税世帯に1世帯3万円、児童1人あたり2万円のこども加算があります。
吹田市は2つの給付金を用意しています。1つは「吹田市住民税非課税世帯支援給付金」で上限7万円。もう1つは「吹田市低所得者支援給付金」で、新たに住民税均等割非課税または均等割のみ課税となった世帯に1世帯10万円、18歳以下の扶養児童1人あたり5万円が加算されます。

佐藤
編集長
結構、市によって金額や対象が違うんですね。自分がどこに該当するか、しっかり確認しないといけませんね。

室谷
代表取締役
そうなんです。給付金は各市区町村で条件や申請方法が異なります。必ずお住まいの自治体の公式情報をチェックしてください。なお、金額や支給時期は変更されることもあるので、常に最新の発表を確認することが大切です。
空き家改修で使える補助金

佐藤
編集長
補助金の方は、どのような内容ですか?

室谷
代表取締役
環境省が実施する「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(空き家等における省CO2改修支援事業)」です。近年増加している空き家を、福祉施設や店舗、オフィスといった業務用施設として利活用する際に、省CO2性能の高い設備機器への改修費用の一部を補助する制度です。

佐藤
編集長
空き家問題と脱炭素を同時に解決しようというわけですね。

室谷
代表取締役
その通りです。補助率は3分の1、上限は1,000万円。古い建物に残っている性能の低い空調や給湯設備などを、高効率の省エネ設備に更新する費用が対象になります。この補助金は複数回の公募が行われており、最新のものは令和7年度補正予算に対応した公募で、詳細はこちらから確認できます。

佐藤
編集長
過去の公募も含めて、締切が異なるんですか?

室谷
代表取締役

佐藤
編集長
どのような施設への転用が想定されているのですか?

室谷
代表取締役
福祉施設やコミュニティスペース、事務所、店舗などです。空き家のまま放置せず、地域の拠点として再生させることで、街の活性化にもつながります。省エネ改修によって光熱費を抑えながら、快適な施設運営を目指せますね。

佐藤
編集長
事業者向けということですが、個人でも活用できますか?

室谷
代表取締役
基本的には、空き家を業務用施設として利活用する事業者が対象です。個人が自宅として改修する場合は該当しませんが、例えば空き家を購入して賃貸オフィスにするようなケースでは対象になり得ます。詳細は執行団体の相談窓口でご確認ください。
相談窓口と申請のポイント

佐藤
編集長
給付金も補助金も、実際に申請するにはどこに問い合わせればいいですか?

室谷
代表取締役
給付金は各市町村の窓口が基本です。大阪府全体の生活支援情報は「大阪府 生活支援情報」、大阪市は「大阪市 くらしの支援情報」、堺市は「堺市 生活支援サービス」のページが役立ちます。補助金は、各公募を担当する執行団体(一般社団法人静岡県環境資源協会など)が受け付けていますので、公募要領に記載の連絡先へお問い合わせください。
Point
申請前に必ず確認すべきこと
- 給付金:お住まいの市区町村の公式サイトで、対象条件・申請期限・必要書類を確認。自動的に支給されるケースと申請が必要なケースがあります。
- 補助金:公募要領を熟読し、対象経費や提出書類を把握。交付決定前の着手は原則対象外です。

佐藤
編集長
ところで、報道などで「ひとり親家庭向けの給付金」という話も聞きますが、大阪ではそういった制度はありますか?

室谷
代表取締役
現在ご紹介できるリストには、ひとり親家庭に特化した制度は含まれていません。ただ、各市区町村が独自にひとり親世帯向けの支援を行っている場合があります。例えば、児童扶養手当の受給者に追加給付を行う自治体もありますので、お住まいの市の福祉課などに直接お尋ねいただくのが確実です。

佐藤
編集長
なるほど。あらためて、制度が多岐にわたるので混乱しそうです。ポイントを整理してもらえますか?

室谷
代表取締役
はい。まずはご自身の居住地と所得状況を把握してください。給付金は非課税世帯向けが中心ですが、東大阪市のように全市民向けのものもあります。子育て世帯は加算がある場合が多いので、見逃さないようにしましょう。補助金は事業者向けですが、空き家の活用をお考えなら、省CO2改修で大幅なコスト削減につながる可能性があります。いずれも締切があるので、情報収集はお早めに。

佐藤
編集長
ありがとうございます。生活支援はとかく手続きが面倒に感じますが、これだけの選択肢があるなら、一度しっかり調べてみる価値がありますね。

室谷
代表取締役
おっしゃる通りです。制度をうまく活用すれば、家計の負担軽減や事業のスタートアップに役立ちます。わからないことは遠慮なく各窓口に問い合わせて、ぜひ利用を検討してみてください。