佐藤

佐藤

編集長

編集長の佐藤です。今日は室谷さんに愛知県でイベントや事業運営に使える補助金を詳しく教えていただきます。まず、イベント運営全般に活用できる補助金から教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

はい。愛知県内でイベントを開催する際、特に注目したいのは「デコ活」推進事業です。環境省が実施する「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」を支援する補助金で、イベントやキャンペーンを通じて消費者の行動変容を促す取り組みが対象になります。例えば、展示会やフェスで脱炭素をテーマにしたブース出展や啓発活動は、「デコ活」推進事業(R7二次公募)「デコ活」推進事業(R7)に申請可能です。補助率は公募要領によりますが、マッチングファンド方式を採用している点が特徴です。
佐藤

佐藤

編集長

商店街や地域団体が主催するイベントに使える補助金はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

あります。例えば共同・協業販路開拓支援補助金(第9回公募)は、地域の中小企業や小規模事業者が共同で販路開拓を行う事業を支援します。商工会や協同組合が主体となり、展示会や商談会の開催、マーケティング拠点の運営などが対象。補助上限5,000万円、補助率は定額または3分の2です。コロナ禍以降、地域イベントの復活を後押しする制度として注目されています。
佐藤

佐藤

編集長

2027年の万博に関連したイベントにはどのような補助金がありますか?
室谷

室谷

代表取締役

直接「万博向け」と銘打った補助金は今のところリストにはありませんが、万博誘致を見据えた国際交流イベントには令和7年度日中経済交流等事業費補助金が使えます。日中間の経済交流を促進するための調査・セミナー・マッチング事業を支援し、補助上限2,000万円、補助率は定額。中国とのビジネス対話や展示会に出展するイベントに活用できます。また、皮革産業振興対策事業費補助金(団体・グループ)は、皮革製品の展示会やデザインコンテストなどに使えるため、万博関連のクラフトイベントにも応用可能です。
佐藤

佐藤

編集長

文化芸術系のイベント(コンサートや舞台公演など)には補助金が出ますか?
室谷

室谷

代表取締役

文化芸術向けとして、「地域経済政策推進事業費補助金(映像芸術文化を通じた関係人口創出事業)」が参考になります。ただし対象地域は福島県の原子力被災区域に限られるため、愛知県内のイベントにはそのまま該当しません。しかし、同様の趣旨で愛知県ではクリエイティブ・リンク・ナゴヤが運営する助成金制度があります。そちらも併せて確認すると良いでしょう。また、「デコ活」推進事業は、脱炭素をテーマにした音楽フェスやアート展など、広く文化イベントにも活用できます。
佐藤

佐藤

編集長

社会課題解決やSDGsをテーマにしたイベントではどうですか?
室谷

室谷

代表取締役

まさに「デコ活」推進事業が最適です。脱炭素・SDGsを掲げるイベントの企画・実施に加え、ナッジ手法を使った行動変容促進キャンペーンも支援対象。また、持続可能な物流効率化実証事業費補助金は物流効率化がテーマですが、イベント時の物流改善実証(例えば自動配送ロボットを使った物販)にも使えます。上限約23億円と大型で、連携する企業グループでの申請が前提です。
佐藤

佐藤

編集長

海外展開を視野に入れたイベントにはどの補助金が使えますか?
室谷

室谷

代表取締役

愛知県独自の制度として、【愛知県】令和6年度_中小企業等海外展開支援事業費補助金(海外出願支援事業)があります。これは海外特許・商標出願費用を補助するもので、展示会出展時の商標登録に活用できます。補助上限300万円、補助率2分の1。また、令和6年度日中経済交流等事業費補助金は、中国向けセミナーやマッチングイベントを支援。上限500万円、補助率2分の1。
佐藤

佐藤

編集長

被災地支援をテーマにしたイベントは対象になりますか?
室谷

室谷

代表取締役

被災地向け共同・協業販路開拓支援補助金は、令和6年能登半島地震の被災4県(石川、富山、福井、新潟)の事業者向けですが、愛知県内の企業が被災地支援イベントを開催する際に、被災地事業者と連携することで活用できる可能性があります。補助上限5,000万円、補助率定額または3分の2。被災地産品を販売する展示会などが想定されます。
佐藤

佐藤

編集長

酒類や皮革など特定業種向けの補助金もイベントに使えますか?
室谷

室谷

代表取締役

はい。令和7年度酒類業振興支援事業費補助金(第1期)は、酒蔵ツーリズムや日本酒の試飲会イベント、海外向けプロモーションに最適。上限1,500万円、補助率2分の1または3分の2。皮革産業振興対策事業費補助金(団体・グループ)は皮革製品の展示会・ファッションショーに使えます。上限3,500万円、補助率3分の2。これらは業界団体が申請主体となるケースが多いです。
佐藤

佐藤

編集長

申請の際に注意すべきポイントはありますか?
室谷

室谷

代表取締役

まず、締切が迫っているものを優先しましょう。現在募集中のものでは、令和7年度産油国石油精製技術等対策事業費補助金(締切2025-09-22)や「デコ活」推進事業R7二次公募(締切2025-06-06)があります。ただし産油国向けはイベント色が薄いので、デコ活の方が現実的。また、補助金によっては申請前に事業計画書の作成や協力企業との連携体制の構築が必要です。愛知県の相談窓口として、愛知県産業労働部商業流通課や公益財団法人愛知県中小企業振興公社が無料相談を受け付けています。
佐藤

佐藤

編集長

最後に、全体のまとめをお願いします。
室谷

室谷

代表取締役

愛知県でイベント・事業運営に使える補助金は多岐にわたります。特に「デコ活」推進事業は、脱炭素・SDGsをテーマにする多くのイベントに適合します。商店街の活性化には共同・協業販路開拓支援補助金、海外展開には愛知県独自の海外出願支援や日中経済交流補助金が有効です。2027年万博を見据え、国際交流イベントにもチャンスがあります。各制度の詳細は公式サイトで必ず確認し、締切を逃さないようにスケジュール管理を徹底してください。

相談窓口一覧

よくある質問

Point

Q. 商店街や地域団体が主催するイベントに使える補助金はありますか? A. 共同・協業販路開拓支援補助金(上限5,000万円)が該当します。また、デコ活推進事業も地域イベントへの活用が可能です。

Q. 文化芸術系のイベント(コンサート・展示会・舞台公演等)には補助金が出ますか? A. 直接的な補助金は限られますが、デコ活推進事業や皮革産業振興対策事業費補助金(展示会等)が活用できます。また、クリエイティブ・リンク・ナゴヤの助成金も検討してください。

Q. 2027年万博に関連したイベント・事業向けの補助金はありますか? A. 日中経済交流等事業費補助金(上限2,000万円)が国際交流イベントに有効です。また、皮革産業や酒類業の補助金も万博関連展示会に応用できます。

Q. 社会課題解決やSDGsをテーマにしたイベントには使える補助金がありますか? A. デコ活推進事業(環境省)が最適です。脱炭素を軸に幅広い取り組みを支援します。