沖縄で創業補助金を使うなら
沖縄の創業環境を語るうえで外せないのが、IT特区と呼ばれる情報通信産業特別地区の存在だ。那覇市・豊見城市・うるま市などの指定地区に立地するIT企業は地方税の軽減措置を受けられる。補助金ではなく税制措置だが、ランニングコストを下げながら創業期を乗り切るうえで効いてくる制度で、IT系スタートアップが那覇市や豊見城市のコワーキングに集まる理由のひとつにもなっている。
補助金の主役は沖縄県独自の「沖縄県新事業創出・スタートアップ支援補助金(最大600万円)」だ。全国の創業補助金の中では補助上限が高い部類に入り、IT・観光・農業などの業種を横断して使える。ただし年度ごとに公募要件が更新されるため、沖縄県産業振興基金事業補助金のページで最新の公募要領を直接確認するのが先決だ。
県外からの移住起業も増えている。リモートワークの定着で「沖縄に住みながら事業を立ち上げる」というパターンが現実的になり、那覇市・名護市・沖縄市(コザ)が独自の起業支援プログラムや拠点を整備している。移住起業者は小規模事業者持続化補助金(最大200万円)を起点に、よろず支援拠点(沖縄)で相談しながら追加の補助金を積み上げるアプローチが実績として多い。