福岡県でDX補助金を選ぶポイント

佐藤
編集長
福岡県でDXを進めたいんですけど、どんな補助金が使えますか?

室谷
代表取締役
福岡県は九州最大の経済圏で、スタートアップも多く集まっていますね。国や市町村が用意している補助金をうまく使えば、自社の負担を減らしながらデジタル化を進められます。まずは、福岡県内の企業が特に注目すべき制度から紹介しましょう。
久留米市独自のDX補助金(過去事例から学ぶ)

佐藤
編集長
福岡県内の市区町村独自の補助金もあるんですか?

室谷
代表取締役
はい、例えば久留米市には、中小企業DX促進補助金(令和6年度)という制度がありました。補助上限20万円、補助率1/2で、ソフトウェア利用料や機器購入費が対象です。ただし、事前に久留米市のDX促進診断事業を利用し、専門家の提案を受ける必要がありました。令和5年度版(同補助金)も同様の仕組みでしたが、どちらもすでに締切を過ぎています。次年度も似た制度が実施される可能性があるので、久留米市の公式サイトをこまめにチェックしましょう。

佐藤
編集長
なるほど。久留米市以外にも、同じような制度はあるんでしょうか?

室谷
代表取締役
福岡市や北九州市など、他の市区町村でもDX関連の補助金を独自に設けている場合があります。ただ、今回のリストには載っていないので、お住まいの自治体の窓口で直接確認するのが確実です。
国の大型補助金を活用する

佐藤
編集長
国レベルの補助金で、福岡の企業が使いやすいものはありますか?

室谷
代表取締役
いくつかあります。まず、総務省が実施する地域社会DX推進パッケージ事業(補助事業)は、地域のデジタルインフラ整備を支援します。補助率1/2、上限は設定なしで、地方公共団体や地域の企業・団体が申請可能。福岡県内の自治体と連携して、無線ネットワーク設備などを整備する際に使えます。締切は2026年2月27日とまだ余裕があります。

佐藤
編集長
上限なしというのは大きいですね。他には?

室谷
代表取締役
同様の事業として、情報通信技術利活用事業費補助金(令和6年度補正地域社会DX推進パッケージ事業)もありますが、こちらは締切が2025年3月6日で終了しています。ただし、今後の参考にできるでしょう。

佐藤
編集長
DXと脱炭素を同時に進めたい場合はどうでしょうか?

室谷
代表取締役
環境省のDX型CO2削減対策実行支援事業(令和7年度)がおすすめです。補助上限200万円、補助率4分の3と高率で、中小企業がDXシステムを活用してCO2を削減する取り組みを支援します。締切は2025年8月22日。自己負担が少なく、脱炭素経営への第一歩として理想的です。また、令和6年度補正版もあり、こちらは2025年6月16日締切ですが、すでに終了している可能性があります。

佐藤
編集長
建築関係の会社ですが、DX関連の補助金はありますか?

室谷
代表取締役
国交省が進める建築GX・DX推進事業(令和7年度)が該当します。建築物のライフサイクルCO2削減とBIMデータ活用を一体的に支援する制度で、補助率や上限は公募要領で確認が必要ですが、締切は2026年2月13日と長めです。また、令和6年度補正版や代表事業者登録制度もあります。建設業界のデジタル化を本気で考えるなら、ぜひ検討したいところです。
DX推進に役立つその他の補助金

佐藤
編集長
貿易や海外展開に関わるDX補助金もあると聞きました。

室谷
代表取締役
経済産業省の貿易プラットフォーム活用補助金(三次公募)は、貿易手続きのデジタル化を支援します。補助上限5,000万円、中小企業は補助率2/3と手厚いですが、締切は2024年9月13日で終了しています。同様の二次公募も同様です。今後も同種の公募があればチャンスです。

佐藤
編集長
海外進出を考えている企業には、どんな補助金が?

室谷
代表取締役
グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 ASEAN加盟国)は、ASEANでの実証事業を対象とし、補助上限40億円という大型補助金。DX分野も重点分野で、中小企業は補助率2/3。締切は2026年1月23日です。福岡の企業が東南アジア市場でDXソリューションを試す際に活用できます。

佐藤
編集長
自動運転やモビリティ関連の補助金は?

室谷
代表取締役
モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金は、上限10億円の大型補助でしたが、締切は2024年7月3日で終了。別途、同名称の補助金(id:3725)も上限約23億円で2024年1月31日締切です。今後も自動運転関連の補助金が追加される可能性があるので、九州経済産業局の情報を追ってみてください。

佐藤
編集長
電力データを活用したエネルギーDXの補助金もあるそうですね。

室谷
代表取締役
資源エネルギー庁の再生可能エネルギー導入拡大・分散型エネルギーリソース導入支援等事業費補助金(電力データ活用支援等事業)は、補助上限9.2億円、補助率定額(10/10)と破格ですが、締切は2025年1月10日で終了しています。エネルギー分野のDXに取り組むなら、次年度の公募を待ちましょう。
相談窓口と情報収集のコツ

佐藤
編集長
最後に、具体的な相談先を教えてください。

室谷
代表取締役
福岡県内の企業がまず頼るべきは、福岡県中小企業振興センター(FITC)です。https://www.fitc.pref.fukuoka.lg.jp/ で各種補助金の案内や個別相談を受け付けています。また、よろず支援拠点(福岡) https://yorozu.smrj.go.jp/ も、中小企業の経営課題に幅広く対応。さらに、国の補助金については九州経済産業局 https://www.kyushu.meti.go.jp/ が窓口になります。これらの機関を定期的にチェックし、最新の公募情報を逃さないようにしてください。

佐藤
編集長
ありがとうございます!まずは専門家の診断を受けて、計画的にDXを進めたいと思います。

室谷
代表取締役
その姿勢が大切です。補助金の申請は準備が肝心。特に久留米市の事例のように、事前診断が必須のものもあるので、早めに動き始めましょう。