
佐藤
編集長
室谷さん、石川県で展示会に出展したいんですが、補助金・助成金はありますか?

室谷
代表取締役
はい、ありますよ。石川県の中小企業・小規模事業者が展示会や見本市に出展する際に活用できる補助金がいくつかあります。特に、能登半島地震の被災地域向けの制度や、伝統工芸品の産地を支援する制度が注目です。
石川県の展示会出展に使える補助金の全体像

佐藤
編集長
具体的にどんな補助金があるんでしょうか?

室谷
代表取締役
大きく分けて3つのカテゴリーがあります。1つ目は被災地域向けの大型補助金、2つ目は伝統的工芸品産業向けの支援、3つ目は全国規模で実施されている共同販路開拓支援です。石川県の企業はどの制度も申請可能ですが、それぞれ対象や条件が異なります。
被災地向け共同・協業販路開拓支援補助金

佐藤
編集長
能登半島地震の被災企業向けと聞きましたが、詳しく教えてください。

室谷
代表取締役
はい。 被災地向け共同・協業販路開拓支援補助金 は、令和6年能登半島地震の被災区域4県(石川県、富山県、福井県、新潟県)の中小企業・小規模事業者が共同・協業して販路開拓を行う取り組みを支援するものです。補助上限額は最大5,000万円、補助率は定額または2/3と手厚いです。地域振興等機関(商工会、商工会議所、協同組合等)が主体となり、10以上の参画事業者への持続的な支援が求められます。展示会・商談会の開催やマーケティング拠点の運営などを通じて事業再建を目指す事業に活用できます。

佐藤
編集長
これは複数社で合同出展する場合に有利ですね。

室谷
代表取締役
その通りです。単独出展ではなく、複数社で共同して販路開拓する取り組みが対象ですので、展示会に合同ブースを出展する場合などに最適です。
伝統的工芸品産業支援補助金

佐藤
編集長
輪島塗や九谷焼などの伝統工芸品の展示会出展にも補助金はありますか?

室谷
代表取締役
あります。 伝統的工芸品産業支援補助金(令和6年度) や 令和8年度伝統的工芸品産業支援補助金 など、毎年度継続して実施されています。補助上限額は最大2,000万円で、国内外の展示会出展を含む需要開拓事業が対象です。伝産法に基づく各種計画の認定を受けた組合・団体・事業者が申請できます。輪島塗や九谷焼の産地組合が中心となって、展示会出展費用を補助してもらうことが可能です。

佐藤
編集長
上限2,000万円は大きいですね。どのような費用が補助対象になりますか?

室谷
代表取締役
展示会の小間代、装飾費、輸送費、旅費などが想定されます。ただし、補助率は公募要領で確認が必要です。過去の制度では補助上限2,000万円、補助率は要領記載となっています。詳細は各年度の公募要領をご参照ください。
共同・協業販路開拓支援補助金

佐藤
編集長
被災地向け以外にも、全国対象の共同・協業販路開拓支援補助金があると聞きましたが、石川県でも使えますか?

室谷
代表取締役
もちろん使えます。 共同・協業販路開拓支援補助金(第8回公募) などは全国対象で、補助上限5,000万円、補助率定額または2/3です。地域振興等機関が主体となり、10社以上の中小企業・小規模事業者の販路開拓を支援する事業が対象です。石川県内の商工会議所や商工会が申請主体となり、地元企業の展示会出展をサポートする形で活用できます。複数回公募されていますが、現在実施中のものがあれば確認してみてください。
FAQ よくある質問

佐藤
編集長
展示会の小間代は補助対象になりますか?

室谷
代表取締役
はい、多くの補助金で小間代は対象となります。例えば、被災地向け共同・協業販路開拓支援補助金では展示会・商談会の開催費用に含まれます。伝統的工芸品産業支援補助金でも需要開拓事業の一環として認められることが多いです。ただし、制度によって詳細は異なりますので、必ず公募要領で確認してください。

佐藤
編集長
海外展示会への出展支援はありますか?

室谷
代表取締役
あります。伝統的工芸品産業支援補助金では海外展示会出展も対象です。また、皮革産業振興対策事業費補助金(例: 令和7年度皮革産業振興対策事業費補助金(団体・グループ)(2次公募) )では国際化推進事業として海外市場調査や国際交流派遣が支援されます。ただし、皮革産業関連の団体・グループが対象です。

佐藤
編集長
被災企業向けの支援は能登半島地震以外にもありますか?

室谷
代表取締役
現時点では、上記の被災地向け共同・協業販路開拓支援補助金が該当します。また、伝統的工芸品産業支援補助金の災害復興事業を除くという区分もありますが、被災地向けの特別枠はこの補助金が中心です。

佐藤
編集長
複数社で合同出展する場合に有利な補助金は?

室谷
代表取締役
共同・協業販路開拓支援補助金や被災地向け共同・協業販路開拓支援補助金は、複数社の共同出展に最適です。地域振興等機関が取りまとめることで、1社あたりの負担を減らしつつ、大きな予算で効果的な展示会出展が可能になります。
申請の流れとポイント

佐藤
編集長
実際に申請する場合の流れを教えてください。

室谷
代表取締役
まず、目的に合った補助金を選びます。被災企業なら被災地向け、伝統工芸品なら伝統的工芸品産業支援補助金、共同出展なら共同・協業販路開拓支援補助金が適しています。次に、申請主体(団体・組合・支援機関など)が公募要領に従い事業計画を作成し、必要書類を添付して期間内に申請します。多くの補助金は電子申請または郵送で受け付けています。

佐藤
編集長
注意点はありますか?

室谷
代表取締役
締切が非常に重要です。例えば、被災地向け共同・協業販路開拓支援補助金は2024年7月12日締切(第1回)でしたが、今後の追加公募があるかもしれません。伝統的工芸品産業支援補助金も年度ごとに締切が設定されています。常に最新情報を確認し、余裕を持って準備しましょう。また、補助金によっては事前に計画の認定が必要な場合もあります。

佐藤
編集長
相談窓口はどこですか?

室谷
代表取締役
石川県内では、石川県産業創出支援機構(ISICO)や各商工会議所、商工会が相談窓口になります。また、国や県のホームページでも情報が公開されています。まずは最寄りの支援機関に問い合わせることをおすすめします。

佐藤
編集長
わかりました。まとめると、石川県の展示会出展には被災地向けの5,000万円補助や伝統工芸品向けの2,000万円補助、共同出展向けの全国制度があるんですね。室谷さん、ありがとうございました。

室谷
代表取締役
はい、ぜひ活用して販路拡大につなげてください。