鳥取県の賃上げ支援 比較マップ
最近、物価が上がって従業員への賃上げを考えている鳥取県の経営者の方が多いみたいですが、補助金とか助成金って使えるんですか?
使えますよ!しかも鳥取県は全国でも珍しい独自の賃上げ補助金を持っていて、国の制度と組み合わせると相当手厚い支援を受けられます。
鳥取県の「持続的な賃上げ・生産性向上支援補助金」っていうのがそれです。ざっくり言うと、賃上げを3%以上やると設備投資などの費用の半分を補助してもらえる制度で、最大500万円まで出ます。
しかも5%以上賃上げできたら補助率が2/3になるんです。中小企業で従業員20人未満なら200万円まで、40人以上なら500万円まで受け取れます(笑)
そうなんですよね。ただ、物価高騰の中で採用競争も激しくなっているので、5%上げる企業も実際に出てきています。あと小規模企業者の方は、経営診断を受けると補助率がさらに上がって、3%で2/3、5%なら3/4まで上がります。
鳥取県が設けている「経営力向上経営診断」という仕組みで、専門家が事業の現状を診断して改善策を提案してくれます。無料相談窓口も並行して動いているので、賃上げに悩んでいる事業者は先に相談するのが正直おすすめです。
はい。正式名称は「持続的な賃上げ・生産性向上支援補助金」で、2種類の枠があります。まず「収益力強化型」は生産性向上や省力化、販路拡大、人材育成などに使えます。
ホームページ制作やパンフレット作成、研修費用なんかも対象になるんですよ。逆に汎用品のパソコンやタブレット、自動車は原則対象外です。
「大規模成長投資型」です。こちらは工場の拠点新設とか大規模な設備投資を後押しする枠で、中小企業者は最大1,500万円、小規模企業者は最大750万円まで支援されます。補助率は1/2です。ただし5%以上の賃上げと、付加価値額を3年で9%以上伸ばす計画が必要になります。
そうですね、大きい分それなりの成長計画が求められます。あと両方の枠で共通の要件として「パートナーシップ構築宣言」が必要です。
取引先との共存共栄を宣言するもので、内閣府のポータルサイトに登録するだけです。無料でできますし、登録してから申請できるようになるので、早めに手続きしておくといいですよ。
- 収益力強化型(従業員20人未満): 最大200万円・補助率1/2(5%以上賃上げで2/3)
- 収益力強化型(従業員40人以上): 最大500万円・補助率1/2(5%以上賃上げで2/3)
- 小規模企業者(経営診断受講): 最大500万円・補助率2/3(5%以上賃上げで3/4)
- 大規模成長投資型(中小企業者): 最大1,500万円・補助率1/2
- 大規模成長投資型(小規模企業者): 最大750万円・補助率1/2
- 募集期限: 令和8年9月30日まで(事業終了期限 令和8年12月31日)
令和8年9月まで受け付けているんですね。今から間に合いますか?
十分間に合います!ただし、認定申請してから交付決定まで1〜2ヶ月かかるので、実際に設備を入れたい時期の2〜3ヶ月前には動き出した方がいいですね。
賃上げ補助金の申請フロー
国の制度も使えるんですよね?どんなのがありますか?
鳥取県の補助金と二本立てで活用できる国の制度がいくつかあります。まずは厚生労働省の「業務改善助成金」。これは
事業場内最低賃金を30円以上引き上げると、設備投資費用の3/4〜4/5が助成される制度です。最大600万円。詳細は
業務改善助成金の詳細ページで確認できます。
特に事業場内最低賃金が970円未満の事業者は助成率9/10になるケースもあります。鳥取県の地域最低賃金は896円(令和6年度)なので、地域最賃付近で働いている方がいる事業所には特に重要な制度です。
ざっくり40〜50%程度ですね。ただし事業計画書の質が大きく影響するので、補助金コンサルに相談しながら書いた事業者の採択率は体感60〜70%くらいになります。
出ます。審査員に「この事業者が投資したら確かに生産性が上がる」と思わせる計画書が書けるかどうかですね。賃上げへのコミットも加点要素になっています。
大規模成長投資補助金というのも聞いたことがあります。
国の「大規模成長投資補助金」は最大50億円という破格の規模の制度で、工場の新増設や大型設備投資を考えている中堅・中小企業向けです。補助率1/3以下ですが、10億円以上の投資を計画しているなら検討の価値があります。最新の公募情報は
大規模成長投資補助金の詳細ページをご覧ください。
そうです。
中小企業成長加速化補助金は最大5億円規模で、生産性向上や販路開拓を目指す中小企業が使える制度です。賃上げと組み合わせると採択が有利になります。こちらも鳥取県内の事業者が十分に使える制度ですよ。
賃上げに合わせて労働時間の管理とか、働き方改革も進めたいんですけど、そういう制度もありますか?
あります!厚生労働省の
働き方改革推進支援助成金がまさにそれです。時間外労働の削減や勤怠管理システムの導入などにかかった費用の3/4(30名以下の事業場で要件を満たせば4/5)が助成されます。上限は最大1,370万円で、賃上げと並行して職場環境を整えたい事業者にはとても使いやすい制度です。
賃上げしながら働き方改革も支援してもらえるんですね!
賃上げと働き方改革はセットで進めると従業員の定着率も上がりますし、採用でも有利になりますよ(笑)
| 制度名 | 運営 | 最大補助額 | 補助率 | 主な対象 |
|---|
| 持続的な賃上げ・生産性向上支援補助金(収益力強化型) | 鳥取県 | 500万円 | 1/2〜3/4 | 県内中小企業 |
| 持続的な賃上げ・生産性向上支援補助金(大規模成長投資型) | 鳥取県 | 1,500万円 | 1/2 | 県内中小企業 |
| 業務改善助成金 | 厚生労働省 | 600万円 | 3/4〜4/5 | 全国中小企業 |
| 働き方改革推進支援助成金 | 厚生労働省 | 1,370万円 | 3/4〜4/5 | 全国中小企業 |
| ものづくり補助金 | 経済産業省 | 4,000万円 | 1/2〜2/3 | 全国中小企業 |
| 中小企業成長加速化補助金 | 経済産業省 | 5億円 | 1/2 | 成長志向中小企業 |
| 大規模成長投資補助金 | 経済産業省 | 50億円 | 1/3以下 | 大規模投資中堅・中小企業 |
そうなんです。鳥取県の補助金は補助率が特徴的で、最大3/4まで出るのは珍しいです。一方でものづくり補助金は金額が大きい。用途によって使い分けるのが正解ですね。
基本的には同一の設備に両方の補助金を使うことはできませんが、異なる取り組みに別々の補助金を使うのはOKです。例えば、設備投資にものづくり補助金を使いつつ、人材育成に鳥取県の補助金を使うという組み合わせは可能です。
まずGビズIDの取得です。多くの補助金でGビズIDでの電子申請が求められるので、申請を考えている方は最低2〜3週間前に取得手続きを始めてください。郵送でのやり取りがあるので時間がかかります。
賃上げの計算方法を正確に把握することです。鳥取県の補助金では「事業場内最低賃金」ではなく「従業員等一人あたりの平均給与支給月額」の3%以上引き上げが要件です。みなし残業代や固定残業代は含まれないので注意が必要です。
パートやアルバイトは週20時間以上勤務・月額8.8万円以上・雇用保険加入など複数の要件があります。計算を誤ると実績報告で引っかかります(笑)。専門家に事前確認することをおすすめします。
鳥取県では価格転嫁・賃金アップの無料相談窓口も設けています。また商工会や商工会議所でも申請サポートを受けられます。
- GビズIDの取得を後回しにして間に合わない: 申請締切の1ヶ月前には取得完了しておくこと
- 賃上げ率の計算ミス: みなし残業代・固定残業代を含めてしまう。平均給与支給月額(所定内賃金)のみで計算
- 事業着手のタイミングミス: 認定申請後でないと補助対象にならない(※令和8年度から認定申請後に変更)
- パートナーシップ構築宣言の登録忘れ: 事前に登録が必要。申請直前では間に合わない場合がある
GビズIDを取得する(申請日の2〜3週間前までに)
パートナーシップ構築宣言に登録する(内閣府ポータルサイトで無料)
価格転嫁・賃金アップ相談窓口や商工会で相談・事業計画を策定する
鳥取県商工労働部企業支援課または専用サイト(tottori-hojokin.jp)で申請書類を確認する
電子申請(e-tumo)または郵送で申請書類を提出する
認定通知を受け取ったら事業を開始する(※認定前の着手は対象外)
事業完了・賃上げ実施後に実績報告書を提出する(令和9年1月10日が期限)
実績報告が令和9年1月10日なんですね。それは厳守?
厳守です。期限を過ぎると補助金が出ません。実績報告には賃上げ前後の給与明細や源泉徴収票が必要になるので、証拠書類はちゃんと保管しておいてください。
公式の専用サイト「tottori-hojokin.jp」が一番わかりやすいです。FAQ も充実していて、「過去に補助金を受けたことがある事業者でも申請可能か?」「パソコンは対象か?」といった実務的な疑問に答えてくれています。
- 鳥取県商工労働部企業支援課: 鳥取市東町1丁目220 電話 0857-26-7243
- 鳥取県持続的な賃上げ補助金専用サイト: tottori-hojokin.jp
- 価格適正化・賃金アップ相談窓口: とりネット(鳥取県公式サイト)から案内
- 各地商工会・商工会議所: 事業計画策定のサポートあり
今日教えてもらって、鳥取県の賃上げ補助金って思ったより充実しているんだなと感じました。
鳥取県は県と国の制度を組み合わせた賃上げ支援が手厚いです。ものづくり補助金の詳細な申請方法や採択のコツについては
ものづくり補助金の詳細ページも参考になりますよ。県独自の補助金と国の制度を正しく組み合わせると、実質的な自己負担を大幅に減らせます。
従業員が5人以下の小規模事業者さんは鳥取県独自の補助金に経営診断を組み合わせると補助率が最大3/4まで上がるので要チェックです。一方で設備投資額が大きい事業者はものづくり補助金との組み合わせで最大4,000万円を狙えます。まずは相談窓口に一回連絡してみることをおすすめします!
ありがとうございました。鳥取県で賃上げを考えている事業者の方はぜひ活用してみてください!